『抑鬱になった自分との向き合い方』前編~各時期の特徴と解説~
こんにちは、カナコです。
本日はタイトルの通りです。
あくまでも私流であって“正解論”ではありませんのでご注意ください。
長文のため、同タイトルで前編・後編と2記事に分けて更新しますので、
興味ある方は両記事共にご覧くださいませませ(._.)v
前書き
少し前の記事で、
2019年から“実現させるために”の準備をゆっくり進めていてる話題に触れました。
そして2月中旬から久々に良いプレッシャーを抱えての生活がスタート。
私の性格上、
「よーし、頑張るぞー!!」
肩に力を入れすぎてしまい、
視野はせまく・思考はかたくなってしまいがちになります。
無意識のうちにその時の自分のキャパを超えてしまって、
症状が再発してしまう“自爆パターン”が本当に多くありました。
そこで、
どうすれば同じ失敗を繰り返さないのかを事前に考えてみました。
「あ、これいいかもなー」
そう思える“ある考え方”に辿り着き、実践しながらしばらく様子をうかがいます。
そのうちに「いいかも」が「ええやん」に。
「気付き」から少し自信がついたことで「確信」に変わりつつあります。
この考え方と感覚を日常的に使いこなし、自分のモノに出来たらいいなと、
忘れないうちに色々まとめはじめると、
ある事を考えます。
ブログにまとめた事を記録しておけば、後に自分でも確認できるし、
もしも同じような病気で苦しまれている方の目にとまり役に立つとまでは言いませんが、少しでも参考になるのであれば・・・っぽ♡嬉しい。
そんな想いで
『抑鬱になった自分との向き合い方』というタイトルで書かせていただきました。
念のためもう一度。
あくまでも私流です。
正解論ではありませんのでご注意ください(*^^*)
目的
本題に入る前にもう1つ大事なことを。
ここでの目的は抑鬱の治し方ではありません。
私が1番避けたいのは再発ではなく、
動けなくなる症状の対処が分からないまま、
今までと同じ原因で苦しまない事。
そのための対策です。
時間はかかりましたが、
抑鬱という診断結果を認めて、鬱という個性(性格)を受け入れました。
この難癖の強い鬱を本人がどう扱うか。
そこがキーポイントになると思っています。
例えるなら、
人間とペットの関係。
主導権は私(人間)であり病気(ペット)との信頼関係を築き、教育と指導を重ねてコントロール出来ればより強い関係性ですよね。←ちがうかな・・・
なので、
再発で落ち込む事はないのです。
扱い方にまだ慣れてないだけ、休憩をして次はまた違うアプローチを試みればいい。
予防の対策を理解して、同じような理由で苦しんだり嫌な思いをしないように。
インフルにならないために予防接種をしたりマスク・手洗い・うがい・消毒をする、そんな感覚です。
抑鬱も予防してあげれば大丈夫(^^)というふうに今のところ思っています。
各時期の特徴と解説
ささ、ここまでが長くなりました。
本題です。
病気の発症前から治療期間に入るまでの傾向をイラスト化にしてみましたのでご覧ください。
※①~⑤
の私の場合の特徴と解説をしていきます。
①好調期
仕事や趣味に、バリバリ最強ナンバー1(ぬ~ベ~ですw)
一生懸命になった分だけやりがいや達成感を感じたり、
頑張った分だけ地位や給与に反映されるなど分かりやすい評価があがったり、
辛い苦しいを乗り越えて味わう喜び楽しみを人生の充実感と捉えてしまいがち
他への意識が高い分、
自分への関心が鈍くなり、自分の心と身体の管理を疎かにしてしまっているのでは。
アドレナリンが効いている期間とも言い換えれる?!
②不調期 調子がよくない期間が増えていく
心と身体が本来のキャパに合わせて調整し始めてくれてるのを、
好調期と比較してしまうがために“調子がよくない”と思い込んでしまう、
またパフォーマンスの質を維持出来ないことへのストレスもたまっていく。
心と身体がバラバラでの生活は自分の想像以上に負荷がかかっている事になかなか気づけない。
③急変期
朝起きたら体が動けなくなってる・わけもわからず涙が止まらない
会社に、仕事に行かなきゃ・・・ と、とにかく起きなきゃ・・・
あれ、なんだこれ。体が言うこときかない。
不調が続いていたといっても、仕事にも行ってたし動いてたのに。
この脳と身体が一体じゃないような麻痺した感覚に驚きやパニックで自分のなかでの処理が追いつかなくなる。
④もがく期
◆前半
③急変のパニックから病院での初診までの時間はとても長く感じます。
「あれはなんだったのか・・・」心臓がバクバク、
「私にかぎってまさか・・・ね。」動揺、
「大丈夫、大丈夫。。」と落ち着かせる自分、
良く分からない何かにのみこまれそうな恐怖感。
病院に行くべきか行かなくてもいいのか、病院に行く=認めてしまう気がして、
否定・葛藤しまくる。
ネットや本などから調べると→ “一生続く” “鬱は治る” など
情報が飛び交いすぎて余計げんなり・・・。
そのうち症状も強くなったりして、
いよいよ1人ではどうにもならないと観念し、病院へ。
そして1番聞きたくなたかった言葉をかけられる。
「抑鬱ですね」
今は全くそんな風に思わないですが、
鬱に否定的な気持ちがあればある方ほど、自分に向けられたこの言葉が胸に刺さりダメージが大きい気がします。
「嘘でしょ・・・」
自然に涙が出て
急変期に崩れたものがさらにゴロゴロと崩れていく感じがありました。
それからもしばらくは不安、葛藤、光が見えない、真っ暗、、、もがいてもがいて・・・・責めて否定して自分を傷つけていく。自殺未遂ですね。
→ここまできたら後は“死”か“生”の2択ですよ。
死にきれなかった人は、“生きろ”という事です。
◆後半
落ちるとこまで落ちたら、意外と冷静になる自分がいます。
前半同様もがきは続きますが、、、。
⑤治療期
病気を受け入れ、治したい、回復したい、復活したい、
そういう気もちがちょっとでも芽生えた時からが本当の治療期間だと思いっています。
正直言って④までは『休め』と言われても、
現状態の認識、原因、分析、解決策もなにも出来ていなのに心が休まるわけありません。(この病気になりやすいタイプの性格の持ち主であればなおさら)
④の後半の間に必ずなにかきっかけがあります。
私の場合は
3回目の大きな波のあと、
身近な人が同境遇に合われた事実を知り、その方の経験話の影響力が大きかったです。
病気を受け入れて、客観的に自分を見れるようになってから。
ここまできてやっと
・一気に回復していく人
・とりあえず「0」まで上昇する人、
・現状を理解したうえで心の休息をする人、
・⑤に辿り着いたところで④の後半に戻っちゃう人
治療期間は自分のその時の器量を実践しながら頭と心と身体に確認させたりして自分を見つめなおす、いたわる期間です。
補足
①から②・③から⑤にかけての
期間や症状の重さは本当に人それぞれです。
人と 比較はしないほうが良いですね。
そして忘れちゃいけないのは、
好調期の自分の姿も間違いなく自分本人であること。
方法・手順は違ったけど、そこまでで出来た自分を褒めてください。
好調期、もがく時期、治療期間、この時の経験は必ず今後の自分の人生を豊かにしてくれるもの、私はそう信じています。
経験から学んだこと
最中はこんな事思えるほどの余裕もありませんが、知ってると楽です。
◇過ごし方
・しんどい時期は抵抗しない
・ひたすらぼーっとする
・人には見せられないダメダメ人間を極めても大丈夫(イラストにした記事があります)
イラストで振り返る抑うつ時の姿 - カナコのかんきょうブログ “カナかん”
イラストで振り返る抑うつ時の姿 Part2 - カナコのかんきょうブログ “カナかん”
◇生活保障
病院からは提案してくれないけど、意外と色々制度があるのです。
調べる作業に着手するまでに時間がかかると思うんですが・・・
私は勉強不足に加え調べ始めるのが遅かったり、
働きに出れば受給できる金額よりも多く収入を得れるとおもって申請しなかったり。。。
それでも傷病手当の受給を1年(現在はなし)、
現在は、自立支援で治療にかかる負担を3割から1割になる制度を利用しています。
こっちだってなりたくてなった病気じゃない。
でも受給できるものは受給出来た方が良い。
そのためには手続きも早ければ早いほうが良い。
事故にあってしまったりなんてことがあればこの経験を活かせればと思っています。
次回予告
次の回でお伝えするのは⑤からさらに気持ちが上昇し、
やる気が生まれたら、動けるようになったら、
こういう考え方もあります、今私も実践してますというお話です。