うつ病経験談~自分に合った病院と出会う事が大きな一歩前進~の巻
こんにちは、カナコです。
本日は、前回の記事でも書きましたうつ病から回復につながった3つの行動の1つ、
《病院探し》についてです。
実体験に基いて書いていますが、あくまでも私個人の体験の話になります。
ところどころ参考になるようなリンクも貼ってありますのでご興味ある方は最後まで宜しくお願いします。
メンタルヘルスの医療機関について
厚生労働省が管理しているHPがありました。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_01_02choice.html
⇓⇓簡易にまとめてみました⇓⇓
平成8年 218.1万人
平成14年 258.4万人
(借入を断る金融機関もあるようです)
現時点での患者数や医療機関の数は調べ方が分からず不明ですが、
以上の事から考えると、、、増えてるんじゃないかなーと予測しています。
曖昧ですいません。
そうなんです。
うつ病になったところで病院が多すぎてどこへ行けばいいのか分からない!!
私はこの「どうしようどうしようっの舞」の当事者です。
※ ちなみに【〇〇病院】も【〇〇クリニック】も一緒です。
違いの定義は20床以上の入院施設を持つ医療機関だそうですよ。
〇〇病院の方がしっかりしてそうなイメージはありません?
“病院探し”の流れと始まり
心と身体に異変を感じて自力ではもうどうにもならないと思ってからついに病院に行こうと決めます。精神科の病院との始まりはここからです。
その頃の私は精神科の病院自体にあまり良い印象がなくて、
何処も似たようなもんでしょ。ぐらいにしか思っていませんでした。
なので「とにかく早く診てもらい」の思いで最初は“うつ病”とか“病院”などのキーワードで検索し、家から近いところでなんとなくここかなという理由で電話していました。
でもびっくり。電話したら初診は予約制で半月、1か月待ちが当たりまえ。
“今の今”しんどいのに今日、明日、明後日に診てもらえないんですよね。
この時点で心がまたポキッですよ。
結果的には徒歩圏内で予約がなくても待てば診てくれる精神科の病院を見つけたのでそこに行きました。
その時は3~4時間待った覚えがあります。
これまた厚生労働省のHPに掲載されていたのを参考のためリンクを貼っておきます。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/medical_1.html
地域によっては“うつ病 病院 相談” で検索をかけると相談窓口の問い合わせ先に辿り着いたりします。
勘違いしてはいけないのは、紹介されたから安心ではないという事です。
その心構えで病院に行ってもし肌に合わなかった時の落胆はただでさえキツい状態をさらに酷にしてしまいますから。
とりあえずここに。みたいな感じの方がいいのかも。
もっぱらその時はそんな余裕なんてありませんでしたが。
今の病院に出会えた経緯
◆1.2箇所目~発症0カ月~1年6カ月~
現在お世話になっている5箇所目の病院に辿り着いたのは、
うつ病と診断されてから1年8か月経過していました。
ちなみに、
1箇所目は家近でとにかく早く診てくれる病院
2箇所目は都内大田区からさいたま市に引越した為、新たな地で自転車圏内で通える病院
という理由で選んだ病院です。
通院期間でいうと2箇所目が1番長く、11カ月お世話になっていました。
2箇所目の病院は1箇所目に比べて先生も優しいし病院も綺麗だったので、
それだけで満足していた部分もあり、
逆をいうと病院に行ってるおかげでとか先生の力を借りて治療をしている感覚が乏しく、病院に行く意味を感じていない時期がありました。
よくよく振り返ってみると、自分が病気と向き合っていなかったのが無意味と感じる原因だと思っています。
間、色々ありましたが(それはまた別の巻で書きます)
結局大きく再発してしまう事になります。
この時は本当にどん底の気分になりました。
だってまた振り出しに戻るの?!またあのしんどい時期を過ごさないといけないの?!とか絶望感に襲われちゃうので。
で、また色々あり、笑
知り合いの経験者に相談をした際に、病院はカナコに合ってるの?
と聞かれてから本当の病院探しが始まる事になります。
◆3箇所目~1年6カ月目~
まず通院距離も電車で通えるまでと条件を変えました。範囲を広げたことでヒットする病院の数は圧倒的に増えます。
そして1箇所目を探した時との最大の違いは1年4ヶ月間のうつ病の経験があったことです。
自分の症状の特徴もなんとなく分かっています。
2箇所だけですが、実際に病院を見れた事で狭い視野ながらに自然と好き嫌いの基準が生まれていたように思います。
なので、各病院のHPからその病院が強みにしてる部分と自分の症状の比較や、
写真での雰囲気などを見て、予約をします。
初診までの時間はかかるだろうと見込んでいたので、それまでは紹介状の準備や新しい病院で相談したいことをまとめたり勉強の時間にあてました。
初めて精神科の病院に主人が同行してくれました。
意気込んでました。だいぶ。
結論でいうと、3箇所目の病院では私の症状を治療するのに要望にお応えできかねない、カウンセリングがある施設に行ってみてはというものです。
結果だけみると残念ですが、担当の先生は親身に相談に乗って下さり、また質問、考えてきた相談内容にも答えてくれた結果で、私はある意味光が差したように思えて清々しささえありました。
◆4箇所目~1年7カ月目~
3箇所目の病院の院長経由で4箇所目のカウンセリングへ。
ここは予約もそこまで待たなくて済み、また運よく家からもほど近くてラッキー♪
と少し余裕さえ感じてしまいます。
ただ保険適応ではない事がデメリット。
こういうパターンがあるのはここで初めて知ります。
50分くらいで6、7000円だったかな。高いですよね。
なのになんで余裕こいていたかというと、
3箇所目の先生に、経済的に通院となるのは厳しい事も伝えたうえで、
1回行ってダメなら2箇所目の病院に戻るのもいい、実は2箇所目の病院はその界隈では有名で施設も整ってる。
との事で、なんか気が楽になったんですよね。
でもでもでも。
ここでのカウンセラーとの相性は最悪でした。。。
会話がキャッチボールになってないというか、、、返って来る例え話の例え方が宇宙スケールとか規模がでかすぎて全然しっくりこない。
最終的には、
「貴方の脳は苦しむ事を楽しんでいる」
「人生は楽しいよりしんどい事の方が多い」
「完治するには今まで生きてきた年数分の時間がかかる」
など言われ、腹も立ったし何より悔しくて涙が止まらず、2度と来るか!!と思いながら、またドンって突き落とされた感じを強く引きずっていました。
◆5箇所目~1年8カ月目~
4箇所目のショックから1,2週間。
カウンセリングがダメだったから元の病院に戻る。
そう思っていたのに何か引っかかってしまいます。
もう一箇所だけ行ってみよう、それでダメなら。。。という覚悟でまた振り出しで病院探しです。3箇所目を探した時と条件+保険対応という事。
で、予約をとって初診日までGWを挟むことになったので主人と帰省します。
あろうことか私はそのGW中、しかも主人の実家で症状が悪化してしまいます。
※主人の家族とは仲良しでストレス原因ではありません!!
予定をハードに組んでしまったうえに生理痛と風邪のWパンチ、そして情緒不安定な自分に爆発してしまったんですね。
もう、、、、本当に嫌だったな。
そんなこんなでGWがあけていざ病院です。
正直、もう期待はしませんでした。
ちなみに自宅からの距離は京浜東北線の一駅分なので自転車でも問題なしです。
でも今回はいい意味での期待の裏切りがありました。
受付の人の対応も今までで1番良くて、
待合室の造りや患者さんのプライバシーを守って下さる対応などを見て、
患者さん想いの病院というのを感じました。
また担当の先生の対応もすごく良かったんです。話を聞いてくださる姿勢も、
1つ1つの説明にボードを使って分かりやすく、中でも薬の説明においては感動ものでした。投薬での治療にずっと抵抗があった私にも1から説明してくれて初めて薬も頼って治療しようと思えたんです。
すべてにおいて流れ作業の感じではなくて、先生も私の病気に向き合ってくれている感じが嬉しかったんです。
で、その後も1週間に1回、2週間に1回、10日に1回と様子をみながらの通院で、
時に保険対応でのカウンセリングも用意して下さったり、
あきらかに今までの通院の感覚とは違う実感があり、順調に回復にむかっているのが現在です。
病院探しの注意点
経緯の項目で長々と書きましたがあくまでも私の経験談です。
病院探しで大事なのは“自分の感覚を大事にすること”
注意していただきたいのはうつ病を克服するのにこれが正解という方程式はありません。十人いれば十人の治療の仕方があって十人の病院の探し方があります。
最初に行った病院で満足している方もいれば、
5箇所以上まわってまだよく分からないと思っている方もいると思います。
でも声を大きくして言える事は、
信頼できる先生(病院)と出会う事が出来たら克服まで確実に前進しているという事。
色んな情報が飛び交っていますのでやっぱり悩みます。
診てくれる先生も人間ですから合う合わないも絶対にあります。
全然思っているような病院に辿り着かなくて不安に感じる事もありますが、
この経験、無意味ではないはずなんです。
(現時点では私もその意味を理解しきれていませんが)
まとめ
- 箇所目・2016.09~2017.03
- 箇所目・2017.04~2018.03
- 箇所目・2018.03.31
- 箇所目・2018.04.11
- 箇所目・2018.05.07~現在
前回の記事でも書きました、この記事の最後にもう一度書いておきます。
「大丈夫、絶対良くなる」
自分への言い聞かせですかね。
はい、本日はこんなかんじで以上です。
お読みいただきありがとうございました!!